私が心がけているのは、ご近所とのおつきあいにおいて、つかず離れずの関係を保つことです。
「遠くの親戚より近くの他人」という言葉がありますが、最近のご近所つきあいは、昔のような密接なものは敬遠され、疎遠な関係になっているように感じます。
仕事を持つ女性も増えているからなおさらではないでしょうか。
できれば私も自分のプライベートは大切にしたい方なので、友達を近所で作りたいとは思いません。
中には井戸端会議が大好きで、人の噂話が生きがいという人もいますが、私はそういうものは興味がないので顔を合わせたときに軽く挨拶する程度に留めています。
それには理由があります。
近所の関係というのは、良いときはともかく、関係が悪化すると取り返しがつかないことになるからです。
身近にも実際に近隣トラブルがあって、隣り合って住んでいても悪口を言い合い、そっぽを向けながら生活している人がけっこういます。
それが賃貸で引っ越せばそれまでという状況なら簡単ですが、持ち家となればそうはいきせん。
しかも相手はいつも自分の身近にいるとなれば、些細なことでも気にしながら常にイライラし続けなければなりません。
人というのは、一度嫌となると、更に粗探しをしたがるものです。
身近な近隣トラブルを見てそう思うようになりました。
なんでそんなことが我慢できないの?ということが本人には気になるようです。
しかも根本的なトラブルの発端というのは、小さな行き違いがほとんどということが少なくありません。
せっかく苦労して手に入れた持ち家なのに、そんな思いをしながら生活するなんて、なんともったいないことかと思います。
それなら適当な距離を保ってつかず離れずの関係でいた方が快適に暮らせます。
都市型の生活スタイルには、こんな暮らし方が良いのではないでしょうか。